ハンドルネーム ベランダ電力研究家・ワダミニ プロフィール マンションのベランダで「どこまで電力自給できるか」を泥臭く検証する人。ホットプレート、炊飯、スマホ充電など“生活に落とした実験”を公開。スペック表より実体験。防災×省エネ×ミニマル電力生活を研究中。
2026年3月10日火曜日
④ ベランダで炊飯してみた:1合・2合・早炊きの電力消費を比較
イメージ画像 ㏚ KW:ポータブル電源 炊飯 何W
ベランダでのソーラー生活を考えると、
「炊飯はどれくらい電力を使うのか?」という疑問は避けて通れない。
検索でも「ポータブル電源 炊飯 何W」というワードが多く、
“本当に炊けるのか”“何合までいけるのか”という不安が見える。
今回は、
① 一般的な小型炊飯器(1〜2合炊き)
② メスティン+電熱器(100〜200Wクラス)
の2種類を使い、ベランダで実際に炊飯してみた。
1合
2合
早炊き
それぞれの電力消費を比較し、
どちらがポータブル電源と相性が良いのかを検証する。
🔧 実験環境と使用機材
● ポータブル電源
容量:700Wh
定格出力:1000W
充電効率:85〜90%
出力:AC100V/USB-C
● 炊飯器(小型)
消費電力:300W(炊飯時)
保温:30W
最大炊飯量:2合
● メスティン+電熱器
電熱器:150W
メスティン:1〜1.5合向け
火加減は一定(調整不可)
● ベランダ環境
南向き
気温:17℃
風弱め
直射日光なし(炊飯器に影響なし)
🍚 実験①:炊飯器で1合炊いてみた
■ 結果
炊飯時間:32分
消費電力:300W前後で安定
バッテリー消費:−18%
■ 温度と動作の流れ
0〜10分:フルパワー(300W)
10〜25分:断続的に加熱(150〜300W)
25〜32分:蒸らし(ほぼ0W)
■ 感想
1合なら余裕。
700Whクラスのポータブル電源なら、
4〜5回炊ける計算。
🍚 実験②:炊飯器で2合炊いてみた
■ 結果
炊飯時間:42分
消費電力:300W前後
バッテリー消費:−26%
■ 温度と動作
0〜15分:300Wで加熱
15〜35分:断続的に加熱
35〜42分:蒸らし
■ 感想
2合になると加熱時間が伸びるため、
1合より約8%多くバッテリーを消費。
とはいえ、まだ実用範囲。
⚡ 実験③:炊飯器の“早炊きモード”で1合炊いてみた
■ 結果
炊飯時間:22分
消費電力:300W前後
バッテリー消費:−14%
■ 感想
早炊きは明らかに効率が良い。
味は通常炊飯よりやや固めだが、
電力効率は最も優秀。
🔥 実験④:メスティン+電熱器(150W)で1合炊いてみた
メスティン炊飯はアウトドアでは定番だが、
電熱器を使うと“電力の少なさ”が魅力になる。
■ 結果
炊飯時間:45分
消費電力:150W固定
バッテリー消費:−11%
■ 温度と動作
0〜20分:加熱
20〜30分:沸騰〜吹きこぼれ
30〜45分:蒸らし(電源オフ)
■ 感想
時間はかかるが、
電力消費は炊飯器の約6割。
味はややムラがあるが、十分食べられる。
🔥 実験⑤:メスティン+電熱器で2合炊いてみた
メスティンは1.5合が限界なので、
2合は“ギリギリ挑戦”という形。
■ 結果
炊飯時間:60分
消費電力:150W固定
バッテリー消費:−15%
■ 感想
炊けるには炊けるが、
吹きこぼれ
底の焦げ
上部の固さ
など、品質は落ちる。
実用的には 1合まで が現実的。
📊 実測データまとめ
方法 量 時間 消費電力 バッテリー消費 備考
炊飯器 1合 32分 300W −18% 味・安定性◎
炊飯器 2合 42分 300W −26% 家族向け
炊飯器(早炊き) 1合 22分 300W −14% 最も効率的
メスティン+電熱器 1合 45分 150W −11% 電力効率◎
メスティン+電熱器 2合 60分 150W −15% 品質△
🧩 どちらがポータブル電源と相性が良い?
■ 炊飯器のメリット
味が安定
失敗しない
2合まで対応
早炊きが効率的
■ メスティン+電熱器のメリット
消費電力が半分
小型ポータブル電源でも使える
ソーラー発電との相性が良い
■ 結論
味・安定性重視 → 炊飯器
電力効率重視 → メスティン+電熱器
特に、
「ポータブル電源 炊飯 何W」
という疑問に対しては、
炊飯器:300W
電熱器:150W
というのが現実的な目安になる。
🔚 総合まとめ:ベランダ炊飯は“十分可能”。ただし目的で選ぶべき
今回の実験で分かったことは以下の通り。
炊飯器は300Wで安定して炊ける
1合なら−18%、2合なら−26%
早炊きは最も効率が良い(−14%)
メスティン+電熱器は150Wで電力効率が高い
ただし味と安定性は炊飯器に軍配
700Whクラスなら“週末の炊飯は余裕”
つまり、
ベランダでのソーラー生活でも、炊飯は十分実用レベル。
電力の使い方を工夫すれば、
“電気だけでご飯を炊く”という体験が現実的になる。
次回は、
電気ケトルは沸くのか?途中で止まる問題の原因
を検証していく。
